中国人民元切り下げ！その理由は？

あ～、眠い。

どうもこんにちは。
世間はお盆休みなのに働いている、もんちです。

私の勤めている会社は、お盆休みがありません。
サービス業なんで仕方ないんですが、同業者は軒並みお盆休みでシャッター閉じてるのに・・・。
まあいいや。


そういえば、最近中国経済の動向が怪しいですよね。
中国バブルはいつ弾けるのか？とか言われて久しいですが、先日の中国株の暴落から
中国政府の介入でいったん落ち着きを見せたもののまた下落を始める。
下げ止まりませんね。

そんな中、人民元の切り下げが3日連続で行われています。
そもそも、人民元の切り下げニュースを見て、その意味がよくわからない人も多いのでは？
と思ったので簡単に説明します。

第一に、切り上げ切り下げってなんやねん！？レートってのは日々変わるんじゃないの？と素朴な疑問を持たれている人もいると思います。

実は人民元は中国政府が完全にコントロールしています。
そして現状では人民元安状態を維持することによって、物を大量に輸出している中国は莫大な貿易黒字を得ています。
アメリカからすれば、もっと人民元高じゃないとバランスが悪いので、切り上げ圧力をかけているわけですが
中国も自国経済を守るために、人民元安状態を維持しているわけです。
また、人民元のレートは米ドルに対してだけ固定されているので、ドル高になれば人民元も相対的に高くなりますし逆もまた然りです。

そして、最近の中国は、景気減退により、どんどん経済成長が鈍化しています。
またドル高によって相対的に人民元が高くなっており、輸出での儲けが減ってきています。
これも景気減退の一因ですね。

そこで今回、中国政府は人民元を切り下げて輸出を下支えし、貿易黒字を拡大させて景気減退を食い止めようと必死なのです。
しかも3日連続で切り下げを断行するあたり、中国政府の本気度がわかります。
ということは、それだけ中国経済が悪化しているということになりますね。

この政策は即効性があり、一時的な景気浮揚に爆発的な力を発揮します。

が、あくまで一時的です。

中国株が軒並み下げたとき、中国政府は売りを規制しました。
が、その効果もむなしく、その後また下落しています。
そして反則技の人民元の切り下げ断行です。
今回の中国政府の措置にはアメリカもそうとう気をもんでいることでしょう。
これからの中国経済の動向は世界経済に大きな影響を与えかねない事態なのです。

今後の動向にも注目ですね。


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タグ：中国 人民元 切り下げ 理由